NvidiaやMicrosoftといった巨大テック企業が生成AIの中心として脚光を浴びる中、ウォール街のアナリストたちは“裏方”で活躍する隠れた銘柄にも注目しています。その筆頭が、データベースプラットフォームのMongoDB(MDB)です。
以下は、Nauman Khan氏による記事「Analysts Love This Hidden-Gem Generative AI Stock(アナリスト注目の“隠れ優良”生成AI株)」(2025年8月7日)をもとにした日本語のまとめ記事です。

💎【生成AI時代の隠れ優良株】MongoDB(MDB)にアナリスト注目集まる
📈 BMO証券が強気評価:「アウトパフォーム」と目標株価280ドル
2025年7月末、BMOキャピタルマーケッツはMongoDBに対して「アウトパフォーム(買い推奨)」を付与し、目標株価280ドルを提示。
アナリストのKeith Bachman氏は以下の点を評価:
- 生成AI関連のベクター検索技術の強化
- AIワークロード向けデータベース市場の成長を背景にした長期的な需要の拡大
- Voyage AIの買収や新機能「Model Context Protocol(MCP)」による製品強化
🧠 MongoDBとは?
- 本社:ニューヨーク
- 創業:2007年
- 主力製品:開発者向け汎用データベースプラットフォーム「MongoDB」
- 市場価値:186億ドル
- **クラウドサービス「Atlas」**が主な成長ドライバー(前年比+26%)
MongoDBは、アプリ開発の近代化や生成AI時代への対応を進める中で、開発者が自然言語でデータを扱える環境を整えつつあります。
💰 Q1決算も好調
2025年6月5日の2026年度第1四半期決算:
| 指標 | 実績 | 市場予想 |
|---|---|---|
| 売上 | 5億4,900万ドル(前年比+22%) | 5億2,800万ドル |
| 非GAAP純利益 | 8,630万ドル(EPS $1.00) | – |
| フリーキャッシュフロー | 1億590万ドル(前年比+74%) | – |
2.5億ドルの現金保有・負債ほぼゼロ・10億ドルの自社株買いプログラムもあり、財務体質は極めて健全です。
📊 今後の業績見通し
- Q2売上見通し:5億4,800万〜5億5,300万ドル
- 非GAAP EPS見通し:$0.62〜$0.66
- 通期売上予想は中間値で+1,000万ドルの上方修正
🚀 なぜ生成AIと相性が良いのか?
MongoDBは、ベクターデータベースやAI対応クエリ技術の開発を強化し、以下の分野での活用が期待されています:
- 自然言語でのデータ検索
- AIエージェントやRAG(検索拡張生成)アプリケーションの基盤
- 機械学習やLLM統合アプリケーションの高速開発
🧾 投資指標と評価
| 指標 | 数値 | 業界中央値 |
|---|---|---|
| EV/S(企業価値/売上高) | 7.1倍 | 2.9倍 |
| PER(株価収益率) | 55倍 | 22.9倍 |
プレミアム評価ではあるものの、**アナリスト38人中のコンセンサス評価は「Strong Buy(強い買い)」**で、**平均目標株価は約279.89ドル(現在より+19%の上昇余地)**とされています。
✅ まとめ:MongoDBは生成AIの“静かな立役者”
- 巨大企業に隠れたデータインフラの重要プレイヤー
- ベクター検索・自然言語クエリ対応など、AI時代に欠かせない技術基盤を提供
- 健全な財務・成長性・アナリスト支持の三拍子そろった隠れ優良AI銘柄



