Mac での Git & GitHub 環境の再構築についてまとめ

Git のバージョンを確認

Git は Mac にデフォルトでインストールされています。ターミナルでバージョンを確認します。

$ git --version

git version 2.39.5 (Apple Git-154)

マルモスクリプトの話はこちら

Git に利用者情報を登録

Git に利用者情報を登録します。「ユーザー名」と「メールアドレス」を登録します。

$ git config --global user.name "yourname"
$ git config --global user.email "your_email@example.com"

SSH 鍵を作成

Ed25519 というデジタル署名アルゴリズムを利用し秘密鍵（id_ed25519）と公開鍵（id_ed25519.pub）を作成します。

$ ssh-keygen -t ed25519 -C "your_email@example.com"

Generating public/private ed25519 key pair.
Enter file in which to save the key (/Users/yourname/.ssh/id_ed25519): <入力せずにEnter>
Enter passphrase (empty for no passphrase): <パスフレーズを入力>
Enter same passphrase again: <パスフレーズを入力>
Your identification has been saved in /Users/yourname/.ssh/id_ed25519
Your public key has been saved in /Users/yourname/.ssh/id_ed25519.pub
The key fingerprint is:
SHA256:/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX your_email@example.com
The key's randomart image is:
+--[ED25519 256]--+
...
+----[SHA256]-----+

total 32
-rw-------  1 username  staff  464 Jun  9 11:34 id_ed25519
-rw-r--r--  1 username  staff   99 Jun  9 11:34 id_ed25519.pub
-rw-------  1 username  staff  828 Jun  9 20:08 known_hosts
-rw-r--r--  1 username  staff   92 Jun  9 11:41 known_hosts.old

ちなみに Ed25519 とはデジタル署名アルゴリズムですが、SSH の鍵認証で最も広く使われているのは RSA 暗号す。しかし、最近では、より安全面と性能面でよい「Ed25519」というアルゴリズムが使われています。

GitHubアカウントの準備

GitHub を利用するためにアカウントを作成します。アカウントが無い場合はこちらから作成してください。

GitHubに公開鍵を登録

pbcopy は便利コマンドで、利用すると Mac のクリップボードにターミナルの出力をコピーしてくれます。pbcopy を実行し公開鍵の情報をコピーします。

GitHub のサイトより公開鍵の登録画面を開きます。

• Title は任意の名称を記入します。
• Key には先程コピーした公開鍵をペーストします。

~/.ssh/config に SSH 接続の設定を追加します。

• Host は任意の名前を指定します。
• HostName は接続先の IP アドレスまたはホスト名を指定します。
• IdentityFile は秘密鍵のパスを指定します。
• User は接続先のユーザー名を指定します。

$ vi ~/.ssh/config

Host github.com
  HostName github.com
  IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519
  User git

Keychainに秘密鍵を追加

Mac ユーザーの場合、こちらのコマンドで秘密鍵を Keychain に追加することで、パスフレーズを毎回入力する必要がなくなります。

ssh-add --apple-use-keychain ~/.ssh/id_ed25519

下記コマンドで接続確認

ssh -T git@github.com

参考にさせていただいた記事はこちらです