中島聡さん(「Windows 95設計者」の一人として知られる)が開発している、AIベースの動画&プレゼン自動生成ツール「MulmoCast」には、その動作を制御する独自スクリプト言語「MulmoScript」も含まれており、ベータ版が試せるようになっています。👇
👨💻 1. はじめに:MulmoCast & MulmoScriptとは?
- “ブログ→動画”を一瞬で自動化するAIソフトウェア
中島聡さんが開発し、映像やプレゼン資料をAIで生成するオープンソースツール。 - MulmoScriptの役割
映像制作を指示する、いわば「映画の台本」や「HTML」のような構造化スクリプト言語。
2. ベータ版を動かすために揃えるもの
公式ベータを使うには、以下の環境準備が必要とされています:
- macOS搭載のPC(Linux/Windowsは未確認)
- テキストエディタ(VS Code、Emacs、Vimなど)
- Node.js & Homebrew(brew) のインストール
- ChatGPTアカウント(無料プランでもOK)
- OpenAIのDeveloperアカウント(APIキー):従量課金(API利用料がかかります)
🧭 3. インストール・セットアップ手順
A. GitHubから取得
GitHubリポジトリ「mulmocast-cli」をクローン、またはフォーク①
$ git clone https://github.com/receptron/mulmocast-cli.git
$ cd mulmocast-cli
$ npm install
B. MulmoScriptの準備
ブログ記事などを「GPTによるプロンプト化」でJSON化:
- GPTsマーケットの「MulmoScript Ghibli Style」を利用
- 自分のブログURLを入力し、スクリプト構造JSONを生成
C. JSONを取り込んで動画生成を実行
GitHub付属マニュアルの手順(ステップ3)で生成されたJSONを差し替え→実行。
D. 動画が自動生成
プロンプトの内容に基づき、画像生成、音声合成、字幕埋め込み、動画書き出しまで一括処理。
✅ 4. 注意点・改善ポイント
- 画像内容の精度はプロンプト次第で変わる
- 現状は完全自動ではなく、プロンプトチューニングなどの手作業が発生
- 将来的な展望として、よりカジュアルに使えるアプリ化も予定されている